
年代 | ヱスケー石鹸の社史 | 石けん・合成洗剤、洗濯機の歴史 |
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1887年 明治20年 |
化粧品・洗剤メーカーの前身商店が石けん・ハミガキ製品で創業。 | |
1918年 大正7年 |
倉橋三平商会設立。 「たらい」「洗濯板」「固形石けん」の手洗い洗濯の時代に、冬場の冷たい水でも溶けやすい画期的な粉石けんの製造販売開始。 |
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1928年 昭和3年 |
「ヱスケーコナ石鹸」全国発売。 「ヱスケーコナ石鹸」をデパートなどで販売。一般家庭に洗濯機が普及するまでは業務用としてクリーニング業界に販路を拡大した。 |
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1930年 昭和5年 |
国産第一号の撹拌式電氣洗濯機を製作開始。 | |
1942年 昭和17年 |
戦時体制下では民需産業を圧迫し、主原料の油脂確保も困難になる。全国で発券された購買券にもとづき、生産量が割り当てられた。 |
戦前、石けんの配給制開始。 |
1945年 昭和20年 |
終戦。 | |
1948年 昭和23年 |
代表取締役 倉橋富治 就任。 |
石けん配給。年間1人8個。 |
1950年 昭和25年 |
戦後、石けんの配給規制・油脂製品の価格統制撤廃。 | |
1954年 昭和29年 |
ヱスケー石鹸株式会社設立。 倉橋三平のイニシャル「S.K」からヱスケー石鹸と名付ける。 |
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1959年 昭和34年 |
電気洗濯機年産100万台突破。このころ電気洗濯機が暮らしの中の“三種の神器”の一つとしてもてはやされる。 | |
1960年 昭和35年 |
合成洗剤の生産量が粉石けんと並ぶ(石けんの生産量がピークに)。 | |
1961年 昭和36年 |
電気洗濯機200万台突破。 | |
1962年 昭和37年 |
電気洗濯機の一般家庭への普及率45%。 | |
1963年 昭和38年 |
合成洗剤の生産量(25.8万トン)が洗濯用石けんの生産量(22.5万トン)を上回る。 | |
1967年 昭和42年 |
合成洗剤ABSからLASへの切り替え(ソフト化)への要望通達(通産省)。 | |
1969年 昭和44年 |
東京・北区から埼玉・川口市へ本社・工場移転建設。 |
大気汚染問題、臭い水問題など公害が社会問題化。 |
1970年 昭和45年 |
二槽式洗濯機200万台突破。電気洗濯機普及率95%。 | |
1972年 昭和47年 |
家庭用粉石けんの製造販売を再開。以降その他台所石けん、石けんシャンプーも開発。 |
びわ湖で藻類大量発生し、富栄養化原因として洗剤中のリン酸塩が関与と報道され、全国で合成洗剤追放運動がおこる。 |
1973年 昭和48年 |
当時の生協が合成洗剤を扱うなか、生活クラブ生協より粉石けんの取扱が開始される。 |
第1次オイルショックによる洗剤やトイレットペーパーなど買いだめパニックが起こる。 |
1975年 昭和50年 |
代表取締役社長 倉橋一郎 就任。 |
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1981年 昭和56年 |
「ケン化法(釜炊き製法)」にこだわらず、「中和法」を粉石けんに取り入れ、品質向上を図る。 |
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1983年 昭和58年 |
自然派ハミガキの発売。 市販「合成系ハミガキ」しか世の中にない時代に、生活クラブ生協の要望により安心安全な「自然派ハミガキ」を開発する。 |
二槽式洗濯機が主流のなか、全自動洗濯機の登場。 |
1984年 昭和59年 |
「学校給食用石けん」シリーズの発売。 食器・食缶への他社市販合成洗剤の残留が消費者に指摘されるなか、石けんへの要望が高まった。 |
市場の衣料用「合成洗剤」のほぼ無リン化される。 |
1987年 昭和62年 |
市販の衣料用コンパクト「合成洗剤」が発売される。 | |
1989年 平成元年 |
コンパクト粉石けん「高密度粉石鹸」の開発、発売。 市販衣料用「合成洗剤」の箱が小さくコンパクト化(洗剤容量1/4)し、持ち運びや取扱が便利になるなか、粉石けんの老舗として、いち早く粉石けんもコンパクト化することができる。 |
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1991年 平成3年 |
全自動洗濯機の出荷台数が二槽式洗濯機を上回る。 | |
1998年 平成10年 |
固形石鹸工場の建設。発売。 |
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2001年 平成13年 |
家庭用ブランド「URUOi」などリニューアル発売。 |
全自動洗濯機は乾燥機能を搭載した洗濯乾燥機へ。 |
2002年 平成14年 |
リサイクル石けんの発売。化粧石けん「きれいに生まれ変わってせっけん」や手洗い液体など。 廃食用油のリサイクル石けんを化粧品グレードにすることが実現し、幅広いラインナップになる。 |
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2005年 平成17年 |
ドラム式洗濯機100万台突破。 | |
2006年 平成18年 |
代表取締役 倉橋公二 就任。 自社ブランドで液体製品を「ケン化法」から「中和法」へ切り替え、品質向上を図る。 |
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2007年 平成19年 |
業務用廃食用油「リサイクル石けん」シリーズの発売。 飲食店、ホテル等の施設から廃棄される廃食用油を循環させる取り組みが支持され、取り扱いが拡大する。 |
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2008年 平成20年 |
創業地である東京・北区に本社移転。 |
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2009年 平成21年 |
家庭用ブランド「Kids」シリーズ発売。 「Kidsハミガキ」「Kidsボディソープ」香りを選べるようになりました。 |
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2010年 平成22年 |
洗濯用洗剤の液体タイプが市場拡大し、粉末タイプを上回る。 | |
2013年 平成25年 |
家庭用ブランド「うるおい洗濯せっけん」リニューアル発売。 粉石けんの歴史を変える画期的なミニスティックタイプの「洗濯せっけん」を開発。 |
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2021年 令和3年 |
代表取締役社長 倉橋和良 就任。 |